林田英子 | なげいれ花十二ヶ月教室
 2022   | アーカイブ 「日々、咲く花 1」  2020-2021


なげいれ | 受講生の方の「日々咲く花 2」
なげいれは 日々の「美しいもの」への気づき
(写真は全て受講生の方からです)

8/7
スカイギャラリー
「雲ウォッチング」
 
(写真 F.youkoさん)
「飛行機に乗ると毎回雲を撮影するのが好きで、いつも好んで窓側に座っては写真を撮っています。昨日猛暑日に見えた空の景色です。





7/31
蓮を育てる
種から育て、3年目を経て

「2本の蓮が咲いた!!
 
7/25 開花
土曜クラス O.yasukoさん
 事始め 2020/8/1 蓮の種からの発芽  2022/ 7/14 → 7/15 開花
蓮は大変でしょう? とお声掛けしましたら
蓮の花が咲くのが楽しみ~という気持ちでいますので、大変というよりはワクワク、今年咲くかなぁ~って。
今夏3年目に花芽が出たときはワァーと思いましたが
最初小さいものは2つくらい成長しませんでしたので、今年も無理なのかなと思ったりしました。
でも、3番目の花芽が成長して白い蓮が咲いた時は、嬉しかったです
!!」 (Oさん)

今年は「蓮を育ててみます」-と伺って3年が経ちました。
有言実行で、先頃<花便り>を頂きました。Oさんの喜びが伝わってきます。
近年伺っただけでも、
作り、葛苧作り、千成瓢箪作り、茶葉 (枇杷・桑・どくだみ)作り、そして今年の作り。
いずれも一から本格実践されておられ、とても感心しております。※このページの↓5/15付 9/27付でご紹介しています。 
この「日々咲く花」で受講生の皆さんに紹介できることも、嬉しく思っています。(林田)



   
 初年度 2020 9/7    今年 2022 5/17    →     2022 6/13
2020-青いバケツの中の土に発芽した種を移し、水を張ります。
2021-昨年の種からの蓮は15バケツ、そのうちバケツが越冬出来育っています
2021-株分けすると増えていくので、鉢はたくさん用意します。2022/5月半ば頃、浮葉が出てきています。

今年の記録です
 今年2022 6/13 真中に花芽
 しかし、途中で枯れてしまい…
 7/7 新たな花芽が伸びてきました
7/15 開花
 7/20 開花が待ち遠しい 7/25 開花
この後、「花芽は終わりかなと思っていましたが、あと2つ出てきました。」7/31

 2022 7/15 黄金虫くん、食事中

   花の「虚・実」
    蓮池で<蓮は咲くときに音がする…>聞いた人はいないそうですが
 「どうでしたか? 」と尋ねてみました。

 努力した人にはそんなご褒美があったりするかなと。(H)
  ●

 「音は聞いてないです。朝起きて2階から庭をみたら咲いてるーー見に行った状態で
 <音>は聞いていません…(Oさん)

  ●
 そうですよね。現実に起きるとも起きないとも…啓示的な幻の出来事なのでしょうね。
 こうした「虚実」の話には、花なるもの…の本質が見え隠れします。(H)

 ※白洲正子著 「夕顔」、随筆5P ご興味がある方へ。




7/24
山滴たる

(写真・文 K.nanaeさん)
建築探訪の旅で坂茂さんの建築を見に軽井沢に参りました。先生がおっしゃる夏、山滴るとはかのような風景なのかと思いを巡らせながら朝に夕に散策しました。儚げでありながら、それでいて強くしっとりと生きる姿に魅了されました。
建築の企画・デザイン/設計/監理/制作を代表としてお仕事とされているK.nanaeさんかのお便りです。
     



7/7
沙羅双樹
京都 妙心寺 東林院

6月のお稽古の直後に京都に移動し、
用事の合間に妙心寺・東林院の沙羅双樹が見頃と聞いて、早朝拝観してまいりました。

苔むした庭に散り敷かれた、白い花がとても清浄な佇まいでした。
花弁が薄くこぶりな花は、軽やかさと透明感があって涼やかです。

お稽古を反芻しながら反省し、諸行無常と盛者必衰を感得しながら
白い花を模した生菓子を噛みしめました・・・

本当に、京都に伺いますと
野山の自然に在る花とはまた異なり、人が時間をかけて極めた美の凄みに圧倒させられます。
雅とは無縁の地で育った私には、眩しく近寄りがたい(そのくせ離れがたい)美です。

(写真・文 H.hiroshiさん)

 


 沙羅の花は白と黄。そのイメージの和菓子です。
(楊枝包みに「沙羅の花を愛でる会」と。)
   

 
 2021.7 稽古帖  お庭の夏椿をお持ちになりました (H.uriさん)



5/22
新茶の季節
「茶摘み」の歌
1
夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みじゃないか
あかねだすきに菅の笠
  2
日和つづきの今日この頃を
心のどかに摘みつつ歌う
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本の茶にならぬ


先週、ご縁あって差し上げた湯飲み茶碗。その方からお茶を入れた写真を送ってくださいました。(写真 K.nanaeさん)

「母が静岡の人だったのもあり、毎日緑茶をいただくので、早速お茶を入れましたら、口あたりが良く美味しくいただけ、
旦那が横目でチラッと見てるなぁと思ったら、あっという間に取られてしまいました…」 (Kさん)



5/19
蝮草

くっきりシャープな白黒ストライプ模様の仏炎苞に、迫力あるまだら模様の茎、佇む姿がなかなかな男ぶり!!です。
新潟の山の中の「蝮草」です。

(山女子、F.youkoさんからの花便り」

マムシグサもたくさんみられる場所があります。お稽古で活けている方がおられるので、近年はじめて身近にあるのだと認識しました。




2/11
「絶滅危惧種~東南アジアの霊長類」
奥田達哉 写真集
絶滅の危機に瀕した霊長類の姿を共有したい

感動しました。
まさに其処に映し出されているのは<
人…>でした。
瞳に惹きつけられます。佇む憂いに共感します。
表情の一瞬を捉えらるレンズを貫く心眼、感銘を受けました。
野生生物の消えゆく命の灯火を見つめ追い続けておられる、奥田達哉さんの素晴らしいご本です。
(林田)












受講生O.meiさんのご主人でいらっしゃいます。
展覧会のお葉書は奥様から頂戴していたのですが、本の上梓のことなど何もおっしゃらないので、全く知らずにおりました。
昨日たまたまWEBで知り即購入し、遅ればせながら皆さんに是非とも…お伝えしたい思いにかられました。

現在、写真展も東京(終了)、大阪(来週)開かれております。

関連情報
本のお求め
https://tatsuya-okuda.stores.jp/items/60573fb39b47bf721408fdec
  著者サイン入り
公式

写真展の情報
東京・大阪で開催中
富士フイルムフォトサロン 東京  2022年2月4日(金)~2月10日(木) 終了
富士フイルムフォトサロン 大阪  2022年2月18日(金)~2月24日(木 来週

プロフィール
奥田達哉さん おくだたつや
1961年大阪府生まれ。京都大学 法学部卒。
学生時代より山歩き・原生自然を好み、ビジネスマン生活を送りながら、
アラスカから熱帯雨林に及ぶ国内外の様々なフィールドでの野生生物観察をライフワークとする。
40年近くにわたる観察経験を活かし、写真を通じ野生生物の素晴らしさを広く共有・発信する為、
2015年に一念発起。野生生物撮影を本格的に開始し今日に至る。

受講生の方からのお便りも届きました。 2/14
自然界の写真なのに、まさに「絵」のような構図や色彩の素晴らしさです。「猿が美しい…!!」と思えました。 Y.Sumikoさん
びっくりしました!実はちょうど!コロナが落ち着いたら行きたいところの妄想をしていたのですが、その行き先が「ボルネオのオランウータン」に会いに行きたい!と思っていたのです。先生の奥田達哉さんの写真集紹介を拝見して、本当にびっくりして…(喜)   K.yukiさん
澄んだ瞳、寄り添う親子、生命の輝きに胸が震えました。同時に人間世界への無言の警鐘をその表情に、その穏やかな姿に感じます。霊長類絶滅の危惧を美しい写真を通し世にメッセージされる奥田達哉氏の情熱。頭が下がります。 S.fumikoさん



2/9
異国の花

2年前、ご結婚されてシンガポールに移住された
受講生のA.motokoさん。
新年にうれしい花便りが届きました。

お教室を離れる決断のとき、
「四季が無い外地で暮らすのはう~~ん…

何とかお稽古を続けていく術はないものだろうか…」と
お幸せ半面、お辛かったようでした。

あれから2年

今回の花便りに安堵しました。
急な移住ということで1年という短い稽古期間でしたが
自身の眼で美しいものを発見し探し続けていく大切さ
それは稽古場でのメッセージの一つですが
ちゃんと受け留めていてくださったこと、
嬉しく思いました。
※Aさんは」2020/5/16ご紹介「白雲木」の方です。


1/8
「シンガポールは
さまざまな人種や文化が共存しております。
インドの文化も深く根付いており、
神様に備える花輪が
マーケットの至る所で売られています。」 (Aさん)

 樹木 (写真全て シンガポール在住 A.motokoさん)
小さなお花が塊で咲いていて、
遠くから見ると鳥の巣のように見えます。
 こちらはキャノンボールツリーです。
ボーリングの玉より少し小さいぐらいの
実をつけるのですが
お花と実のギャップが面白い木です。

image.png ←左は
シンガポールの街路樹としてよく見かける
火炎樹ジュのさや。
道のあちこちに落ちています。
大きいものは50cm以上あります。



南国には、強い色彩を放つお花が多い中、
こうした風趣ある草草も道端に咲いています。
こちらの写真は、自然の花が多く咲く
近隣の島へサイクリングへ行った時のものです。
涼しいせいか可憐なお花がたくさん咲いていました。
 
image.png



2021
12/20
朽ち竹
<自然物>を器に

(写真 K.yukiさん)
1か月ほど前に友人の竹山を歩いていましたら、朽ち竹の切り口が15㎝程 土中から出ていて、あっ!と足が止まりました。
雨上がりでしたので、優しく揺らして掘り起こしてみたところ、底の部分がふっくらと丸くなっていて !!!
泥を落とし1か月間外干ししたのちに、見立ての器として中に<落とし>を仕込み、置き/掛け 両用で使えるようにしました。」 (Kさん)

なかなかに風趣な朽ち竹。、寸法も縦35cm、横15cm、奥行き10cmと大きく、迫力があります。
Kさんは福岡からお稽古にいらっしゃっており、
その日は特大スーツケースで それに入れてお持ちになったようです。
花への情熱があればなんのそのなのでしょうね。Kさんに
<数寄心>が育っておられることを嬉しく感じます。
朽ち果て、打ち捨てられたものの中にも「真」は眠っています…(H)



12/12
冬ざれ

福岡在住、K.yukiさんからお便りが届きました。(写真 K.yukiさん)
「先週、福岡と佐賀の県境、背振山系の<井原山>を登ってきました!標高は982m。往復4時間ほどのコ―スです。
山の空気〜気持ちが良かったです!!!」 (Kさん)




登山当日は、ここ数日の中では暖かったのですが、それでも午前中はチラホラと霜が降りていました。

雲一つ無く澄み渡る冬の青空、美しいです。キーンとした山の冷気が伝わってきます。
12月は 年納めの「師走のお稽古」、1年の締めくくりとなります。
この澄んだ青空のように清澄な空気感を大切に、きっぱりと、凛と、いけることが肝要です。(H)



12/5
料理の彩り 「季節の葉っぱ」たち
柿の照葉

| 柿の照葉  お品 | ひと口寿司 (サーモン角切りと潮漬け紫蘇の実の混ぜ酢飯に いくらと菊花乗せ)

先週、お弁当の差し入れを頂戴しました。
(
むかご飯・ふり照焼き・菊花・蓮根きんぴら・アスパラ菜・ほうれん草・大徳寺麩くるみ和え・赤カブ・のりしぐれ)
「七草」店主、前沢リカさんのお弁当。折箱の蓋を開けるとまずその美しさに気分が⤴⤴⤴。
中に緑/黄/赤と色づいた1枚の柿の照葉が素敵に添えられていました。
そして心尽くしの一品一品。素材の味を徹して大切にされているので、癒しオーラが口に広がります。
「からだにやさしい…」と実感できる、滋味深いお弁当です。(H)

「今年の11月は実家へ2回帰省できました。帰省の際、お隣さんの柿林でたくさんの柿の葉を摘ませて頂き、東京へ持ち帰りました。
ちゃんと手当てをすると1週間は元気な状態です。11月は柿の葉を料理に添えました。
(下) 柿の葉を積んだ後、すぐに水通ししたものです。」 (Mさん)

「年明けの1月下旬~2月にかけては、椿の葉を用いて甘味に椿餅を作ります。
季節の移ろいと共に、春はワサビの葉、初夏は朴葉、夏は梶の葉、晩秋は柿の葉、冬は椿の葉…
様々な葉が料理に彩りを添えてくれます。草木花と二人三脚で料理を仕上げているような気がします。
折々の季節の恵みに感謝の気持ちでいっぱいです。」 (Mさん)

柿の葉は厚く艶もあり色鮮やかですので、食の彩りとして最適なのでしょうね。
ご自身で採取してご準備されていたとは…まさにお花好きの証。
柿の葉は、他にも柿の葉鮨、柿の葉茶、柿の若葉の天麩羅など、食に生きる柿の葉っぱですね。(H)



11/5
かしこみ かしこみ
「大分 耶馬渓 やばけい

福岡在住、K.yukiさんからお便りが届きました。(写真 K.yukiさん)
「大分県中津市にある日本三大奇勝として知られる耶馬渓に登ってきました。
紅葉はまだ3割程でしたが、清々しい青空と空気に包まれた1日でした。」


「山道を歩いているといきなり現われ…お稽古での拝見のときのように、思わず一礼してしまいました。」
「山の主」凄まじき姿ですね…拝



9/23
桜蓼 サクラタデ

写真 M.atsukoさん
ベランダのサクラタデの花がほころび始めました。小さいけれども桜色の柔らかな花が咲いています。
外に出していると葉焼けしそうなので、今日明日は室内に入れておき、お稽古にお持ちできればなと思っています。」

サッーーと立ち昇る姿、美しいです。
こうした草木の清明な空気感を身の内に…、稽古場で願っていることです。
(H)



8/31
棉の花、咲いた

 (写真↑ U.yoshikoさん)

 (写真↑ k.tomokoさん)

今週3人の方から「棉の花が咲きました。」の花便りが次々届きました。
12月の稽古で棉を花材に選んだときは、綿の中にある硬い種を触ってもらって、棉栽培の話もしているものですから
今回の花便りで、皆さんの中に
「花育」の心持ちがちゃんと育っているのを知ることができ、うれしかったです。(H)
以下、3人の方の「声」です。
お稽古で頂いた棉の種を5月に蒔き、先週 やさしいクリーム色の花が咲きました。
種からの発芽体験は久々だったので、とてもワクワクしました
(写真:左)
私の種はもしかしたら数年経っていたかもしれません。
U.yoshikoさん
昨年の花材の綿の種をまいたところ、最近になって花が咲き始めました。
綿を育てるのは初めてなので、この後コットンボールになるところまでの過程が楽しみです。

うちは3つの鉢に分けて育てています。一番細い鉢に実がつき、重そうにしています。
ここから乾いた軽いワタになっていくのですね。
(写真:右)
K.tomokoさん
以前、お稽古で頂いた綿の種を蒔きましたところ花が咲きました。
綿の花は一日で萎んでしまうのですね。
Y.terumiさん

「花育 稲と棉」の記事 2019/12 →こちら



8/2
7.11 「月山」登山 | 山ウォッチング
 リフトから降りた場所、ここからスタートです。 
標高約2,000m。まだところどころ雪が残っており、アイゼン(登山靴の裏につける金属の爪)を装着して登りました

少し前の711日、花の山で有名な百名山・山形の月山(がっさん)に行ってきました。
お花の名前を調べていたらお便りするのが遅くなってしまいました。
月山は、かなり気軽に登れる山で8合目までリフトで昇ります。
梅雨明け前なので終日曇り…、雨も降ってきそうだったので爽快な景色は望めませんでしたが、なんとか登れてよかったです。

まだ雪が残っていますが、今がいちばんの花の見頃。雪解けと同時に一斉に咲き出します。

 コバンケイソウ  ニッコウキスゲ  ヤマブキショウマ
 斜面一面群生しています。  一面に咲き乱れていて、
花のサイズも大きいです。
 

 
 イワカガミ  山のあざみ ガクウラジロヨウラク
 この姿大好きです。  葉の形がいかつく、凄いです。  

 チングルマの群生   ヨツバシオガマ
 ヨツバシオガマは、根はほかの植物に寄生し、自らも葉で光合成を行う半寄生植物とのこと。


   
ミヤマウスユキソウ  
一部の地域にしか分布しない珍しい高山植物。東北の誇る名花で「日本のエーデルワイス」と言われています。 


     
 ハクサンイチゲ  ハクサンフウロ  ゴゼンタチバナ
 月山を代表する野草の一つ。
たくさん咲いています。
 薬草、ゲンノショウコの仲間。 秋になると、赤い実をつけます。 


ミヤマウスユキソウ 
「今年も山にたくさん登れるよう、鍛えたいです。」Fさん。



7/21
五輪の行方
57年ぶりの伝説の飛行

「ブルーインパルスの上空の五輪のわっかを作る練習をベランダから見ました。」とお便りが届きました。
(写真 Y.sumikoさん。世田谷の空。7/21 12時48 気温34°)



6/20
いのちの滴
水孔

写真 K.yukiさん
先日朝方、山で葉の輪郭に水滴がついていることが目につきました
調べてみると、「水孔」というところから水分が出ているとのことでした。」



6/16
稽古、そのあと
槇の苔木に、若葉

写真 K.yumikoさん
「2月に頂いたお稽古の花材<槙の苔木>から、若葉が芽吹いたときの写真です。(5月)
といっても、この間、水耕栽培に失敗し芽を枯らしたりもしたのですが、今なお長く楽しんでおります。」




6/13
常盤露草
-静嘉堂文庫-
写真 K.junkoさん
「露草はこの時季に清涼感を与えてくれる大好きなお花です。
先日、間もなく無くなる静嘉堂文庫へ行ってまいりました。
一面に清らかな常磐露草が咲いていて、思わず目を近づけて、花蕊を囲むふわふわの美しい花糸を観察してしきました。」



5/30
「生田緑地」 
花菖蒲



写真 K.nanaeさん
「生田緑地に初めて来てみました。川崎にもこんな緑地があるのですね。菖蒲が満開でした。」

1年前(6/7)に、小石川後楽園の美しい花菖蒲の花便りを頂きました。
今年もまた別の受講生の方が、生田緑地の花菖蒲の景色を伝えてくださいました。




5/22
ヒーリング Healing
糸島市 「雷山」

写真 K.yukiさん
「先週、自宅から車で20分ほどの所にある<雷山>という山に登ってきました。
古来より霊峰として崇められていて、山中に雷神を祀ることから別名「いかづち山」と呼ばれています。
梅雨入り直前だったので、うっすらと靄のかかった山中は神聖な空気に包まれ、まるで雲の中にいるような…別世界でした。
(Kん)

「銀竜草」ギンリョウソウ
{「深い緑の木立ちの中、ちょうど半分ほど登った辺りで
ぼんやりと白く浮かび上がるものが目に入ってきました。

茎・葉・花までもが透けるような白色。
「銀竜草」別名ユウレイタケというそうです。
初めて! みました。

自分で光合成を行わないため、花期が短く溶けるように消えてしまうそうです。
キノコの仲間と思ったのですがが、腐生植物という多年草の植物。
四季折々の山・植物たちの多種多様な姿に
胸がトキメイテいます!」
(Kさん)

vv※当ページ6/26「花の百名山」にもギンリョウソウ登場しています。
別称「水晶蘭」(中国名)



まさに神域の空気に満ちた山中の景色ですね。
この「空気感」がなげいれ花の求める本質であり、「無私」を心に抱えていなければならない所以です。(H)



5/15
草木を食す
柿の葉茶 ・枇杷茶・ 桑茶・ どくだみ茶
「草木たちって素晴らしいです」

桑の葉

「茶葉作り」


枇杷の葉
(写真 O.yasukooさん)

柿の茶葉
5/1と本日5/15、2回も休講となってしまったクラスの方からお便り届きました。

「柿の葉茶」 (o.yasuko
さん)
「昨日、柿の葉っぱで柿の葉茶を作ってみました。只今ビワと桑も乾燥中です。
いつもはドクダミを草刈機で刈ってしまうのですが、これもお茶にしてみます。
一昨日は散歩中にユキノシタを摘んで天ぷらにしたら美味しかったです。
今年は<草木を食す>がテーマです()
今まではお稽古に持っていくものを探しながら歩いていたんですが、最近は食べられるものを探してます。
川沿いのヨモギも気になっています。草木たちって素晴らしいです! 」 (Oさん)


「黒文字茶」の話  (Fさん)
山中にお住まいの山女子のFさんがお稽古にお持ちになった<黒文字>。
「お茶にして飲むとおいしいです。私は毎日飲んでいます」と稽古後、その一枝くださいました。「えっ? 花も? 葉も? 枝も? どの部分を? どうやつて…?」と尋ねましたら「全部そのまま。ほんの一枝をやかんに入れて10分程煮て」とざっくりの説明。笑 

で、ちょっと怖々やってみましたら、まさに和製のハーブティー。
色もうっすら淡いロゼ色。香りも、味もやさしくスーッと何度もいただけました。黒文字は高級楊枝のほかにも、こんなにおいしい自然茶になるとは驚きでした。
「はぶ茶」 の話 (Yさん)
この記事を読まれた受講生のY.sumikoからお便りが届きました。
草木を食す-を拝見し高知の日曜市の<はぶ茶>を思い出しました。
茎も葉も多分花もそのままワイルドに乾燥したものが
ビニール袋に入って売っています。
お茶にして飲むと、やさしいほっこりするいい味なんです!


調べましたら、高知の地産品で
<はぶ草
ハブソウ>と呼ばれる植物を原料としてお茶にしたものと知りました。


桑の実
 
柿若葉
(写真 O.yasukooさん)
柿の木は、芽吹き時が一番魅かれます。徐々に若葉が開いていくにつれ、煙るような萌黄色の美しさがふわ~つと辺りに広がります。
それから枇杷の新葉。銀色に輝き枝先に直立する様は、まるで白い灯火のように美しいです。 (H)

<蓮・育成中>
O.yasukoさんは、これまでに稲作り」「葛苧くずお
そして
「千成瓢箪」と花育を実践されていて
今年は「蓮を育ててみます」-と伺っていました
今回のお便り
には蓮の育成中のお写真もありました。
「 昨年の種からの蓮は15バケツ、そのうちバケツが
越冬出来まして育っています。花は咲いてくれるでしょうか」

花が咲いたら そのときはまたお便りお待ちしていますね。(H)




5/11
雷雨のあとに

(写真 W.yukinoさん)
幾度となく轟く雷と暴風雨に見舞われた先週末の関東地域でしたが、そうした悪天候の翌日、美しい花便りが届きました。 (H)

「うちのベランダの柚子の木に花が咲いていたのですが、強風で落ちてしまいました…、室内でいい香りを醸してもらっています!



4/20
つながり 伝わる 花ごころ
今号より季刊誌として、
春号 4/12発売。

今年2/5発行「オーストリア滞在記」
中谷美紀さん
(幻冬舎文庫)  
※書きおろし作品です。表紙の写真も中谷美紀さんの撮影です。

先週末、生徒のB.kazumiさんからメールを頂きました。
「先生はすでにご存知と思いましたが‥何だかうれしくてメールいたしました。
昨日会社からの帰宅にいつもの電車に乗り遅れてしまい、久しぶりに本屋さんに立ち寄りました。
「HERS」という雑誌の表紙が中谷美紀さんだったので、気になってパラパラ眺めていましたら、
中谷美紀さんの新連載エッセイ「言の葉」第1回目になげいれ教室での学びをオーストリアで実践されている様子が書かれていて
ゆっくり読みたくて購入。素敵な内容でしたので私だけで留められず‥思わずメールしてしまった次第です。」


私もBさんのメールで知り、驚きました。
中谷美紀さんは<もの・こと・ひと>にまっさらな気持ちと洗われた眼で向き合われる方で
稽古場でお会いした十年前の当時から、とても なげいれ的な資質をお持ちでいらっしゃると感じていました。
一つ一つの出合いを大事にされる 謙虚で思慮深い「心の人」と思っております。
そうしたお人柄は書かれる文章にも、ご自身で撮られているお写真からも「中谷さんの目に映る日々の美しいもの」を通しても感じます。
今回、 エッセイ<言の葉>で中谷さんは
「あれから十余年、ザルツブルグの田舎では、野山に自生する山野草を眺めることが趣味となり、
ようやく林田先生の教えを実践することができるようになった…」と。
時間が流れても、なげいれの精神をきちんと受け留めていてくださる中谷美紀さん。じーんとしました。
中谷美紀さんのオフシャルサイト
http://www.mikinakatani.com/diary/
(H)


4/30 追記  お稽古10年目のK.yukiさんからメールが届きました。
中谷美紀さんのエッセイ、拝読しました!
林田先生の言葉が、そのまま聞こえてくるようでした。
お稽古をきっかけに、だんだんと日々草花を見る目になってきた時、ある日「都内もこんなに植物達がいるんだ‼︎」と、
世界が違って見えてワクワク楽しくなったことを思い出しました。
今は暮らしの場所が変わって九州の自然の中、今また新たな季節のうつろいにワクワクしています!」




4/11
「角田山・登山」  山の草木花 |ウォッチング
お住まいの新潟の名山を登山しておられる山女子 Fさんから<登山便り>届きました。
(写真 F.youkoさん)
スタート地点。振り返るとこんな景色が広がります。
夏は海水浴で賑わいます。

角田山、早春の草木
<カタクリの山>と言われるほどカタクリが豊富な角田山。
 
 一面カタクリ斜面が続きます! 白いカタクリ  雪割草とカタクリ

     
高さ15cmほどのトキワイカリソウ   ナガハシスミ ヒメショウジョウバカマ

椿も満開です。 木五倍子が鈴なり。 花も大きいです 山頂に到着です!
「しばらく運動してなかったので疲れました!!」

Fさんの四季折々の山便り <山の草木花ウォッチング>、毎回楽しみにしております。
2ヶ月前に「今年は近年 稀に見る大雪です。」とのお便りを頂きました。→2/9「雪景」
雪国の人にとっての春の訪れは、首を長くして待ち望む<大地の歓喜>そのものだということを
Fさんのお便りで、改めて感じました。(H)




4/4
遅い春
写真 K.nanaeさん
「昨日、一昨日と仕事の延長線で山梨に行ったので、ついでに山を散策しました。」

桜も散り…20度超えが続く東京と違って、山梨の山中は陽が当たるところからやうやく花が咲き始めている、感じですね。(H)



3/28
花筏



写真 K.yukiさん
「地元の植物友の会の自然探索で、<花筏>を見つけました!
こんなに近くに在るとは露知らず。
諸先輩の皆さんの眼に、驚きの連続でした。」

「花の気配を感じる」―大切な感覚です。
『花も文化も、<気配>あるところに良きものは存在する。』 師の言葉です。
(H)



3/28
黄水仙


1年のお稽古に黄水仙お持ちになりました。 
 
今年の黄水仙
写真 (B.kazumiさん)
「今年は無理かなぁと思っていた黄水仙が、先週水曜の朝やっと一輪花を咲かせてくれました。」

春先 稽古場では、福寿草、蕗の薹、春蘭、水仙、菫などを、お庭や鉢から根/球根ごと掘り起こしてお持ちになります。
「根も花」ですので、根洗いして見せるいけ方を、皆さんに示しています。
また菫のように茎も細く小さな草花は、幼子のように優しく扱うことがまず大切です。
切ってお持ちになると、折れたり萎れたりすぐに弱ってしまいます。
そっと根ごと起こして根洗いしていけて、一時楽しんだら土に戻してあげることもできます。
皆さん、花が痛まないよう工夫をして容器に花園のように入れて稽古にお持ちになります。(H)


菫・蒲公英・土筆・スギナ・姫踊子草 (O.ryokoさんお持ちになったもの)



3/21
武蔵鐙

写真 (I.michieさん)
お稽古にお持ちになる予定だったムサシアブミ。
「今朝はムサシアブミがイイ感じでしたのに、、、残念です
(-_-;)

急用で欠席とのメールが早朝届きました。
私もこのムサシアブミと会えず、残念でした。(H)



2/28
蕗の薹
写真 H.saeさん
「雨水を過ぎ、春めいてまいりました。
庭の蕗の薹が、あちこちで顔を出し始めました。
2週間先のお稽古には薹が立ってしまうため、お腹に入る予定です。()

早春のお稽古には、必ず蕗の薹をご用意します。
稽古後に育てられる方も多く、ふきのとうをお持ちになる方も増えてきました。
稽古中は、触っていると手が蕗の香に染まります。この時ばかりは私も食べたくなります。
山の恵み、早春の山菜の季節、頬がゆるみます。(H)


.

「…蕗の薹には黄色い花と白い花があり、黄色い花は雄ふきの花。白い花は雌ふきの花。…」
ふきのとうのいのちの物語が科学の眼と繊細な自然描写で克明に描かれています。
甲斐信枝さ
の科学絵本です。
甲斐信枝さんは絵本作家で90歳を超えておられ、そのお仕事へのご姿勢に感銘を受け
何年か前に「ふきのとう」「つくし」「たけ」の絵本を求めました。
いずれもお稽古の自然花材として選ぶものですから、お教室で紹介しました。(H)



2/22
メジロ

写真 O.yasukoさん
「家の梅にメジロが来てました。」

メジロ、かわいいですよね。春先 メジロと出合うと、その日は何かいいことありそうな気になります。
以前、椿の蜜を吸っているメジロに出合ったとき、
普通はこちらの気配を覚られて、サッと逃げられてしまいますが
この時は、かわいいお顔のくちばしの周りが花粉まみれで蜜吸いにもう夢中、夢中…笑っちゃいました。
ほんのちょっとだけメジロに近づけた出来事でした。 (H)



2/19
羽衣椿

写真 A.naoko
「花長さんで購入させていただいた<羽衣椿>。美しく咲き始めました。」

羽衣」の響き、天仰ぐ…美しい言霊宿る 銘ですね。 (H)



2/9
  雪景 山ウォッチング 写真 F.youkoさ
.







私がいる処はいま大変寒く、今年は近年 稀に見る大雪です
昨年などは雪が異様に少なかったため、外で花材を採りに行くことができましたが
、今年は全然無理です。
普通の道で2mは積もっています。早くお教室がはじまるのを首を長くして待っています。」

新潟にお住まいの山女子 Fさんからです。お便りを頂いて思い出されたことは
30代の頃、 雪氷に生きた雪氷学者 高橋喜平さん(1910-2006)の 「雪と氷」の写真集との出合いです。
そこに映し出されていたのは、まさしく「雪の花」でした。
そして、川瀬敏郎先生の最初の作品集「風姿花伝」(1981年刊)
その本のカバーは、雪の中に真紅の落ち椿一輪…」、衝撃でした。
絶版となって久しく、それは幻の花であり、伝説の花… (H)



2/4
春が待ち遠しい…
水耕栽培  |  ヒヤシンス

写真 S.kayo
「春が待ち遠しいので、球根を買ってみました。部屋の中で水耕栽培中です。」

「みどりの力

立春、花便りが届きました。
メールを開き、そのあざやかな「若草色」が目に飛び込んできたとき、思わず声をあげてしまいました。 (H)




1/26
福寿草

写真 M.atsuko

本日、福寿草の花便りが届きました。
「福寿草の蕾がなかなか開かなかったのですが、昨日からほころび始めました。まだまだ寒いですが、少し春の気配を感じます。」

Mさんは普段から山野草の鉢を買い、上手に育て、稽古にお持ちになります。山野草をよく知り選択眼をお持ちです。
福寿草は元日草とも呼ばれ、花の名前も新年にふさわしいめでたきもの。
あらたまの年の光の輝きを感じます。 (H)



2021/ 1/1
謹賀新年
希望の行方
 
写真  K.yukiさん



12/277
冬支度
肥後細川庭園

 (写真 K.junkoさん)
遠くへ出かけられなかった分、身近な自然にふれる機会がありました。

今年最後の一枚は肥後細川庭園の冬支度。堪能した都内の美しい景色のひとつです。」

冬の風物詩、雪吊りの写真が届きました。庭師さんの手仕事にほれぼれしますね。
池の水面にも、合わせ鏡のように映し出される景色。なんとも美しい限りです。
シーンと静まりかえり、新年を待つ冬の庭園の空気が伝わってきます。 (H)




12/20
散り紅葉
京都、天龍寺  11月

綾錦を纏った、終の華やぎ。

苔庭が真紅の散り紅葉に染まる。
最期の一瞬まで輝く美。濃厚な庭の景色に<京の都>の凄みを感じます。 (H)
(写真 : E.makoto : E.sayuri さん)
ご夫婦でお稽古に見えておられる受講生の方からの写真です。



12/6
冬の散策

「小石川植物園に行ってきました。
足元には吉祥草を踏まないで!とメッセージが書かれていて、枯葉の中から出てきている姿が愛らしかったです。」

写真 K.nanaeさん。

冬散策の写真が届きました。
木枯らしが
樹々の葉を落とし、見上げれば冬青空が広がり、梢の裸形の美しさがクローズアップされます。
カサコソと落ち葉を踏み歩く中、色づく照葉、熟した実、末枯れゆく草々…
初冬の静寂なこの時季だからこそ、より見えてくる、聞こえてくるものに気づきます。 (H)




11/22
辛夷  こぶし
冬隣


最近、心キラキラした景色です!吊り橋を渡る際、目の高さに辛夷の蕾が輝いていました。」   写真 K.yukiさん

銀色の毛に包まれた辛夷の莟。木々の照葉と呼応して美しい晩秋の景色ですね。
稽古場では、この毛皮のような外皮がゆるみ、中の白い莟の先端が見え始めた頃に、花材でご用意します。

辛夷は好きな花です。枝を切った瞬間、ゆかしい香気が立ちます。
花を習いはじめの頃、清らかな美しい辛夷の花に、初々しい若草<豌豆>との取り合わせを学び
まだ春遠い冷気の中で、なんとも清冽な早春の花の記憶として、今なお辛夷の時季になると思い出されます。
(H)



11/8
吉祥草
「吉祥草を見つけました。
吉事に花を咲かせるといわれ、
縁起が良いことから名づけられた花です。

皆様に祝福がありますよう
お祈りいたします。」


 写真 A.naokoさん



10/25
落葉

「本日、東京入りいたしました福岡は葉っぱが色づいてきました。写真 K.yukiさん。

このお便りの翌日お稽古にお見えになりました。

照葉がふわぁ~り…と、光を受けて、なんとも浮遊感のある写真でしたので、
ハラハラと落ちるところを撮影したのですか? とたずねましたら、種明かしをしてくださいました。
「蜘蛛の巣に引っかかっていたんです。」と。
一瞬、時間が止まったかのように見えるのは、そうしたことだったのですね。

こうした身の周りの小さな出来事の中に見つける「美しいもの・こと」との出合いは
心がキラキラしますね。
(H)



10/12
「苗場山」 山の草木花 |ウォッチン

<山・女子>の F.youkoさんから、山便りが届きました。
登山された方だけが味わうことができる山の神聖な気配。
教室の皆さんにも届けていただき、ありがとうございます。 (H)


(以下、メール文です。)
先日10/2 、近くの苗場山に登ってきました。
紅葉を狙って出かけたのですが、山頂はちょっと曇りでした。残念でしたが、紅葉ピークをなんとか満喫できました。
春もお花が綺麗で有名な山です。

 
この写真は頂上です。
苗場山 」
ず、出発地点は1300m近くの場所まで車で行けます。もう平地とは違った表情の草木がたくさんあります。丈夫で繁殖するよう、梅鉢草が敷き詰めるように咲いていました。
標高が高いので、草木は赤々と紅葉しています。山には、先生が教えてくださるような世界が広がっています。手付かずの自然は
、(写真では表現しにくいのですが)驚くような表情や姿をした草木がたくさんあって、勉強になります。


 



さぁ、出発!です。

  眩しいくらいの赤です!
 

 
ナナカマド
いきなりですが、苗場山はこんなところ(これは頂上です)。春もお花が綺麗で有名な山です。

リンドウ
 
蝦夷御前橘(エソ゜コ゜ゼンタチバナ)。
岩陰に敷き詰めるように咲いていました
そして、さらに登ります。

2時間ぐらい登ると、振り返るとこんな感じです。少し曇っていますが、一面紅葉です!

八合目まできました。ここは絶景です。紅葉するモミジの先は雲がかっていますが、少し景色が見えると下のような景色です。



11時47分  右下から左上への稜線にそって登ります。曇っていますが気持ちいいです。左上の雲に入った場所か゛頂上です。

12時48分

    12時59分 頂上到着です!! 
   
往復7時間前後です。



9/27
千成瓢箪  [2]
7/1 掲載の千成瓢箪の「その後…」です

 1 収穫

2 種出し後、瓢箪の薄皮を剥くのに水に浸けて

3 乾燥

4 柿渋塗
昨年は「稲の栽培」、今年は「千成瓢箪」に挑戦されたO..yasukoさん

来年の挑戦は伺いましたが、日々花へご報告頂くまで、楽しみにお待ちしたいと思います。
その植物は
「種からだと一年目は花が咲かないらしいので、本年より仕込みました。バケツに15くらいあります。」と。
瓢箪作りは、種だし作業が超!!大変と聞いたことがあります。
水に浸ける方法だと、途中の腐敗臭気は周辺にまで…夏の暑さの中で3週間は悠ににかかるらしいです。
Oさんは、瓢箪の種だし専用の培養液(すぐれもの!!) 使用されたそうです。
手のひらに乗るこのかわいらしい瓢箪。クラスメートの方にプレゼント。
私も頂きましたので、針金を通して掛花入に仕立てました。
(H)



9/20
盛夏の一夜限りのナイトショー
烏瓜

 1
烏瓜の「花」と「実」の写真が届きました。写真(O.yasukoさん)

夕刻から咲き始め、翌朝にはしぼんでしまう一夜花です。

私も初めてみたとき、そのレースのような美しさに見惚れました。
烏瓜の実は、稽古場でも皆さんお持ちになります。
緑色に縞のある<ウリ坊>のような若い実、縞も色づくにつれ消えていき、熟して赤い実になります。
黄色くなる「キカラスウリ」は日本の特産種。そのキカラスウリの根から作った白い粉が「
天花粉」です。
小さい頃、お風呂上がりにポン・ポン・ポンとはたいてもらった天花粉…懐かしい夏の記憶です。 (H)
 2
烏瓜は雌雄異株です。
「花は咲くのに、実が生らない…
?」。実が成るには雌株と雄株が必要だと、私ものちに知りました。



8/23
見上げてごらん 夜の星を

(唄 坂本九 作詞 永六輔作曲 いずみたく)  |  1963年リリースされた名曲。

見上げてごらん 夜の星を  小さな星の小さな光が ささやかな幸せをうたってる
見上げてごらん 夜の星を  ボクらのように名もない星が ささやかな幸せを祈っている


山形にお住まいの I.mikaさんから、新月(8/19)に撮影された写真が届きました。
こんなにも美しい星空の下に、暮らしていらっしゃるのですね。

Iさんとはまだ一度もお目にかかれずにおります。
今春4月からの受講お申し込みを1月末に受けお待ちしていたのですが、このたびの感染症拡大で4月5月は休講となり、
教室は6月に再開しましたが、県をまたぐことへの自重、自粛で欠席のご連絡があり、様子見をされていました。
しかし、夏は更なる感染拡大の第2波となり
先日、「もう少し待てば、と希望を持ちながら半年間楽しみにしておりましたが、
…」と、収束後に改めてご連絡頂くことになりました。
「穏やかな日常が戻り、先生のお稽古ができる日を心待ちにしています。」とのお便りでした。

東京はまだ予断を許さない感染状況下です。
県の往来を控えておられる皆さんが、ご無理なく安心していらっしゃれる日常が戻ってくることを、
月のパワーが強い
「新月の願い事」として祈りたいと思います。(H)



8/18
<葛苧>づくり

(左)葛の葉、(右)その葛の蔓を生成して作った葛苧です。写真はK.Yukiさんから届きました。

   
2枚の写真をモダンな空間に並べて飾ったら art workのようです。

20代後半からお稽古に通われて10年、今春、福岡に帰郷されたK.yukiさん。
これからも稽古は通われるご意思なのですが、全国的コロナ禍にあって、自粛欠席の選択をなさっておられます。そんな中
「稽古に通えない今、何か花と触れ合うことはできないかな〜と、自宅まわりの葛から葛苧→糸をを作ることを始めました。
まだまだ、試行錯誤中なのですが、葛の蔓をゆがき→発酵させたのち →川の水で洗い、
白い繊維が出てきた瞬間は、なんとも清らかな気持ちになりました。

との嬉しいお便りをいただきました。いい時間を過ごされていますね。(H)

<葛苧>づくりについては、以前、他ページでご紹介しています



8/4
黄金鬼百合 / 鷺草

黄金鬼百 写真 A.naokoさん
{「先生からいただいた百合の種が3年目にして花が咲きました。(毎年 葉止まりでした) 
とてもきれいに咲きました。ありがとうございます。」

一粒の種の命を見事に輝かせてくださったこと、こちらこそ、うれしく思います。

鷺草 ・ 白鷺蚊帳吊
「それと鷺草とシラサギカヤツリも暑さに耐えて咲いてくれました。美しい姿を見て下さい!!」
夏の水辺に、白鷺が二羽…といったところでしょうか



7/1
千成瓢箪

     
 花が咲いて→ 瓢箪人生の道が見え始めて…  「私、瓢箪になりました。」 
写真 (o.yasukoさん)
栽培のお話を伺ったとき、大きな瓢箪をイメージしていました。
千成瓢箪は手のひらに乗るくらいの小さなもので、鈴なりになるので夏場<緑のカーテン>として育てることもあるようです。



6/29
黄金鬼百合


写真 (I.michieさん)
「おはようございます。今朝、黄金鬼百合が咲きました‼️ (出勤前にお便りいただきました。)

一昨日の稽古では、莟の状態のものをお持ちになりました。
「今年はあと3本ほどが、莟が付いて育っています。」とおっしゃっていました。

この百合は何年か前に、うちのベランダの百合のムカゴを差し上げたものです。
写真にも見えるように、葉の付け根にたくさん黒い実(ムカゴ)をつけます。
ポロッと取れるので、地面に落ちると直ぐに根を地中に下していきます。
これまでに受講生の方々にこのムカゴを差し上げてきましたが、開花の報告を頂いたのは初めてです。

「今朝、咲きました!」の鮮度ある喜びの声は、嬉しいですね。

しかし、身に覚えがないというか、黄金鬼百合は私は買ってはいないのです。名前も知りませんでした。
ただ、思い当たるのは、小ぶりで朱色の「小鬼百合」は確かに鉢を買いましたが、それは翌年には出てこず
忘れてしまった頃に、突然 百合らしきものが伸び出てきて、見事なレモンイエローの花をパーンと咲かせたのです!?
黄色の百合は、私の中では生ける対象にはなりにくいのですが
ベランダで開花したときの輝かんばかりの存在は、なんとも気が晴れる観賞用の美しさがあります。

黄金に無縁な我が家へのプレゼントだったのでしょうか。




6/26
「花の百名山」  
山の草木花 |ウォッチング

「日曜日、4時に起きて、花の百名山と言われる平標山(たいらっぴょうやま)と仙の倉(続いている山々)へ行きました。
もう、数ヶ月も前からこの時期と天気を狙っていたので、花は満開でしたが、ちょっと曇っていて残念。
ですが、ここでしか見られない、かわいい花々と出合いました!」
山好き女子 F.youkoさんからの山便りです。
さあ、私たちも同行しましょう。

写真を横に撮っているわけではありません。雪の重みでこんな形(逆L字)に。

登山入口。
山躑躅が満開です。

延齢草

 アマドコロ
地元では茹でて食べます。


雪笹。これも茹でて食べます。
 
ほんのり甘いです。
ギンリョウソウ。5㎝位で小さな妖怪見たいです。別名ユウレイタケ。 
ユキザサやアマドコロなどの若芽を山菜として食されるのですね。土地の人ならではの春のごちそうですね。
ここまで来ると結構登りました。
登った時、しんどいと思いながら目の前に花がパッと咲いていると、感動も倍増です。

     
  シャクナゲ。ここだけ満開! ツマトリソウ 


ようやく!ここからメインの花畑に向かいます。





稜線の両脇にたくさん小さな高山植物が咲いていまして、ゆっくり登ります。


こういう花が咲いています。白いお花の部分が1cmくらい。地元の人は「アカモノ」と呼んでます。


頂上の花畑に到着。

頂上の木道はこのような花畑が続いています
 
ハクサンコザクラ(紫)とハクサンイチゲ(白)



イワカガミ

チングルマ

ワタスゲ

F.youkoさん、花の百名山への山案内ありがとうございました。
「山」は、私たちに多くの教えを授ける「教場」と自分は思っています。草木花が神聖な空気を纏っています。(林田)



6/22
半夏生


 (S.fumikoさん)
「お稽古には間に合いませんでしたが、今年は半夏生か威勢よく、雨の中、生き生きと咲きました。
花長さんで購入した2株か゛、今では群れるように育っています。
お稽古では多くの美しい花を知るだけでなく、育てる機会を頂くことにも、感謝いたします。」


もうお一人、半夏生を花長さんで購入、お庭で育てて稽古にお持ちになりました。
「しばらく葉がなかなか白くならず…、今年は花穂が出て、そうしたら葉も白くなりました。」と。
別名「片白草」。いい名です。



6/16
柿田川湧水


「久しぶりに休みが取れたので御殿場の柿田川湧水公園へでかけました。
神聖な湧水が流れる公園です。山や川をきれいにしてくださる方が暑い中働いておられました。
自然そのまま…あるようでいても、美しい景色には人の努力があり続けますね。」

(
写真 E.sayuriさん)
「水の流れ方も、ただ清く流れるだけでなく、なんとも言えない水面の動きがあり、ずっと眺めていられる景色でした。
湧き出る水は富士山に降った雪や雨が2527年かけて地層地下を巡ってきた水なのだそうです。」

驚くほどの透明度…青い水の中に吸い込まれていきそうです。園内の神聖な空気が伝わってきます。



6/7
花菖蒲

先週末に教室を再開し、「日々、咲く花」も再スタートした初日の今日、最初に届いた素敵な花便りです。
菖蒲田の 花も編み笠のお人も、なんと美しい光景でしょう。「新日本紀行」の1シーンのようです。

(写真 K.junkoさん)
「今日は小石川後楽園で花菖蒲を見てきました。再オープンが、見頃に間に合って良かったです。」

6/15 追記
上の写真を頂いた数日後に、花菖蒲の鉢を買いました。
駅前のフラワーショップの店頭に、なぜか花菖蒲の鉢が3鉢売りに出ていて、「千代の春」という白の花菖蒲を求めました。
野の花しか育てていないうちのベランダでは、この人をお迎えするには、かなり場違いな感は否めないのですが
昨日つぼみがほどけて、どんなお顔か…の期待を裏切らない麗しい姿を見せてくれました!
花菖蒲の花便りを頂かなかったら、自分は花菖蒲には手は出さなかったと思います。
それなりのお庭に嫁いでいたら、この人(花菖蒲)も…の申し訳なさも想ったりするのですが、
これもまたご縁として「許してくださいね…」(林田)

「千代の春」↓

初花 6/14
 
二番花、徐々に命終え

三番花 6/19



2020/6/1 (最終回)
「花」への手紙
教室再開
「ハナ」へ

4/4
から始めた「日々、咲く花」。
桜も名残りの季節でした。

全国緊急事態宣言が出され
私たち人々の状況は、この2~3カ月余
不要不急の外出自粛を守り、自重し
多くの時間は「春」で止まりました。

しかし、その間 『
あなたたち』は
ちゃんちゃんと暦を追って
変わらず咲き継いでくれ、
季節の移り変わりを知らせてくれました。
そして、今、紫陽花の季節が訪れています。

物言わぬ美しい『
あなたたち』に、
私は救われ続けてきた2カ月でした。
心から感謝しています。
そして、これからもずっとよろしく…
そう願います。
「ありがとうございました。」

令和令2年 6月1日

林田英子
山紫陽花 (E.makotoさん