林田英子教室 なげいれ花十二ヶ月 2022.春
Hayashida Eiko 教室「稽古帖」・アーカイブ
1 ■ 十人十色 心の花 | なげいれの大事■ 

なげいれは「常理あって常形なき」花、師の教えです。
毎回 こころ新たに花をいけ、拝見し、稽古を通じて
一人一人に<大切に思うこと>を口伝えしていく花習いです。

林田英子

山の神気を纏う、草木花

なげいれ花は
何より清浄な空気感
花なるもの…への昇華

なげいれ花は
心の成長ありき、花
裸眼で向き合い、心眼で見る

なげいれ花は
見せる花でなく、見えてくる花

四季一生

生から死までの
人、花、<いのちのかたち>
を見つめて
 五感

小さな気づき 大きな感動
感応力、大事
花は人なり

なげいれ花は
心の数だけ<十人十色の花>

稽古は強かれ…

手習いの物数を尽くす
目習い
目で「美」を食べる
 <器>に適う・<場>に適う

花と器と場、一つの精神に

日々、花に習う

花と仲良くなる、 花を知る、 花を労わる花養い
花育のすすめ

ひと粒の種から
 慈しみの <> <>

痛めぬよう、触り過ぎぬよう
花の意思を貞く きく

 花数寄 そして 花侘び
  オンリーワンの美

美の発見
教外別伝不立文字
きょうげべつでんふりゅうもんじ

心に伝へ目に伝へ耳に伝へて一筆もなし


無私

<自分濃度>を薄める
自然に貞く きく
 聖性

浄め、浄められ
<真>の大事 = なげいれの本義

シン = 真 ・神 信 ・清 ・浄

虚 ・ 実のこと 自灯明、法灯明 不易と流行

経糸たていと(普遍性)と緯糸よこいと(時代性)
『 』 ・ 「 」=先人の<言葉>です。




2 ■ 四季に習う 
<春山淡冶にして笑ふが如く、夏山蒼翠にして滴たるが如し、秋山明浄にして粧ふが如く、冬山惨淡として睡るが如し>
春 山笑う
芽吹き | 芽生え
夏 山滴る新緑 | 深緑 秋 山粧う照葉 | 紅葉 冬 山眠る
末枯れ | 冬芽



3 ■ 器に遊び、器に習う 

花と器のさまざまな取り合わせは、こちら「なげいれ花—・稽古帖」の画像 (林田英子教室・アーカイブ)をご覧ください。


(C)2012 林田英子 なげいれ花十二ヶ月 教室 All rights reserved