一木一草一花
花の歳時記


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林田英子 「 十人十色 なげいれ花十二ヶ月 」


辛夷 2




 一木一草一花 | 歳時記
辛夷 2

コブシ・シデコブシ

立春を過ぎた頃から、<辛夷>が登場します。
その花の清らかさは、春浅い時候の清冽な空気が感じられ、とても好きな花木です。
モクレン科の辛夷は折れやすく、ためる事ができません。
いける前段階で「美しい姿」をとらえ、そのまま入れることのできる「枝取り」をします。
今、咲かんとする<莟>の状態を選びますが、暖房が効いた室内では一気に莟がほどけてきます。
開くと花弁がそりかえってしまいだらしなく見えるようになり、初々しい表情はほんの一時です。
言い換えると、莟のうちから生けて開花まで、刻々のいのちののうつろいを楽しむのも一興かと。

稽古場では、咲き始めの<辛夷>をご用意しますので、早めに取りかかるよう-お声かけするくらいです。
3月になり春めいてくると、少女のような面立ちの辛夷は何処へか去り、同属のふくよかな魅力の白木蓮、紫木蓮に季節は移ります。
辛夷は日本に自生する花木ですが、木蓮の原産地は中国です。




四手辛夷・菜の花・豌豆








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辛夷、お持ちになりました  他、木五倍子  197







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