2023/7/11 京都 西芳寺| 「苔寺」の涼
2023.4.11 晩春 | 名残りの桜…花筏
Kさんから頂く写真には、毎回さまざまな「物語」が読み取れる深さがあります。↓ そこには心の記憶として在る日本の風景が映し出されています…
2023/1/1 謹賀新年 受け継がれゆく景色
今回は、土曜クラス・H.さんにお話を伺いました。 「お稽古に伺う時、私は毎回生家の庭から花を持参しています。 この家は、昭和14年築の木造平屋建、金属加工業を営む祖父が工場内の自宅として建て 、 仕事の接客、従業員の寄宿場所、冠婚葬祭等の集う場として使われました、当時の大家族主義を思わせる造りです。 大工さんは、東京府本所区(現在の墨田区)の棟梁(後に東京大空襲で死去)、木材は栃木の熊野神社の雷によって倒木した杉をいただき、 建物の殆どがこの材を使い建築されています。 正門わきにある邸内社には、熊野様を祀っています。そんなことから、家族はこの家を残していきたいと思っていました。 時代は変わり、当時のように多くの人に使われることは無くなって長年月が経ちました。 小人数の家族だけで住むには住みづらく、地域に開いて行くことを決め、 平成24年4月の「お花見会」を皮切りに、今はカフェとスタジオを営んでいます。 そんなに、広大な庭ではありませんが、当初からの大きな松、槇、榧、桧葉、など常緑の木々 また代を替えてそれぞれの好みで植えていった椿、梅、桜、楓、山茶花、紫陽花などが 代わる代わる庭の季節の主役になります。 何気に慣れ親しんだ庭の花、林田先生のご指導で花器に入ると、一輪でも輝くのは驚くと共に、見る自分が問われていることを感じています。」 お稽古 長く通っていただいております。 当初から、Hさんがお持ちになる草木は、毎回 葉は清められたかのように美しいものでした。 昨年末の稽古場で、12年目にして初めてお庭のお話を伺い、ずっと私が感じていた清浄な空気は何であったのか―わかりました。 その背景にあったのは、ご神木で建てられたお邸のお庭で、数寄の眼で育まれてきた美しい木々であったこと―胸に落ちました。 お社に護られ「受け継がれていく日本のくらしの景色」が3枚の写真の中にありました。」(林田)
2022/7/7 京都 妙心寺東林院 沙羅双樹
2022/2/11 「絶滅危惧種~東南アジアの霊長類」 奥田達哉 写真集 絶滅の危機に瀕した霊長類の姿を共有したい ![]() 著者は受講生O.meiさんのご主人でいらっしゃいます。
展覧会のお葉書は奥様から頂戴していたのですが、本の上梓のことなど何もおっしゃらないので全く知らずにおりました。 昨日たまたまWEBで知り即購入し、遅ればせながら皆さんに是非とも…お伝えしたいと思いました。 まさに其処に映し出されているのは<人…>でした。 瞳に惹きつけられます。佇む憂いに共感します。 表情の一瞬を捉えらるレンズを貫く心眼、感銘を受けました。 野生生物の消えゆく命の灯火を見つめ追い続けておられる、奥田達哉さんの素晴らしいご本です。 (林田)
プロフィール 奥田達哉さん おくだたつや 1961年大阪府生まれ。京都大学 法学部卒。 学生時代より山歩き・原生自然を好み、ビジネスマン生活を送りながら、 アラスカから熱帯雨林に及ぶ国内外の様々なフィールドでの野生生物観察をライフワークとする。 40年近くにわたる観察経験を活かし、写真を通じ野生生物の素晴らしさを広く共有・発信する為、 2015年に一念発起。野生生物撮影を本格的に開始し今日に至る。 2021/5/30 生田緑地 花菖蒲 ![]() ![]() 写真 K.nanaeさん 「生田緑地に初めて来てみました。川崎にもこんな緑地があるのですね。菖蒲が満開でした。」 ● 1年前(6/7)に、小石川後楽園の美しい花菖蒲の花便りを頂きました。 今年もまた別の受講生の方が、生田緑地の花菖蒲の景色を伝えてくださいました。 2021/4/20 オーストリア滞在記 中谷美紀 | つながり 伝わる 花ごころ
「本屋さんに立ち寄った際、<HERS>という雑誌の表紙が中谷美紀さんだったので、気になってパラパラ眺めていましたら、 中谷美紀さんの新連載エッセイ「言の葉」第1回目になげいれ教室での学びをオーストリアで実践されている様子が書かれていたしました。」 私も最初はBさんのメールで知り、驚きました。 中谷美紀さんは<もの・こと・ひと>にまっさらな気持ちと洗われたた眼で向き合われる方で 稽古場でお会いした十何年前の当時から、とてもなげいれ的な資質をお持ちでいらっしゃると感じていました。 一つ一つの出合いをを大事にされる謙虚で思慮深い「心の人」と思っております。 そうしたお人柄は書かれる文章にもご自身で日々撮られているお写真からも「中谷さんの目に映る美しいもの」を感じます。 長い年月が流れても、その時は短い出合いであっても 「ザルツブルグの田舎では、野山に自生する山野草を眺めることが趣味となり ようやく林田先生の教えを実践することができるようになったのだ。」とのご本人の一文にジーンとしました。(林田) 2020/12/27 肥後細川庭園 冬支度 ![]() (写真 K.junkoさん) 「遠くへ出かけられなかった分、身近な自然にふれる機会がありました。 今年最後の一枚は肥後細川庭園の冬支度。堪能した都内の美しい景色のひとつです。」 冬の風物詩、雪吊りの写真が届きました。庭師さんの手仕事にほれぼれしますね。 池の水面にも、合わせ鏡のように映し出される景色。なんとも美しい限りです。 シーンと静まりかえり、新年を待つ冬の庭園の空気が伝わってきます。 (H) 2020/12/20 京都、天龍寺 散り紅葉
2020/12/6 小石川植物園 冬の散策 「小石川植物園に行ってきました。 足元には吉祥草を踏まないで!とメッセージが書かれていて、枯葉の中から出てきている姿が愛らしかったです。」 写真 K.nanaeさん。 ● 冬散策の写真が届きました。 木枯らしが樹々の葉を落とし、見上げれば冬青空が広がり、梢の裸形の美しさがクローズアップされます。 カサコソと落ち葉を踏み歩く中、色づく照葉、熟した実、末枯れゆく草々… 初冬の静寂なこの時季だからこそ、より見えてくる、聞こえてくるものに気づきます。 (H)
2020/6/7 小石川後楽園 花菖蒲 先週末に教室を再開し、「日々、咲く花」も再スタートした初日の今日、最初に届いた素敵な花便りです。 菖蒲田の 花も編み笠のお人も、なんと美しい光景でしょう。「新日本紀行」の1シーンのようです。 ![]() 写真 K.junkoさん 「今日は小石川後楽園で花菖蒲を見てきました。再オープンが、見頃に間に合って良かったです。」 上の写真を頂いた数日後に、花菖蒲「千代の春」の鉢を買いました。(林田))
● 林田英子教室 | なげいれ花十二ヶ月 アーカイブ 日々咲く花 (C)2012 林田英子 なげいれ花十二ヶ月 教室 Repost is prohibited. |