林田英子 | なげいれ花十二ヶ月教室
受講生便り <美しい時間 > |「 おすすめ 」
写真は全て、受講生の方々からです 

2023/7/11
京都 西芳寺| 「苔寺」の涼

いざなわれる景色「何処へ…」
 


 
 
夏の京都のお便り、届きました。


写真・文 H.hiroshiさん
先週末、関西出張ついでに京都に滞在しました。
祇園祭を控えて各所の展示やお囃子も聞こえ
街の雰囲気もどこかそわそわとしているような印象を受けました。
そんな中、40年近く前に父に連れられて以来の西芳寺に参拝してまいりました。

滞在先でたまたま放映していたNHK京都「京都の苔」の番組では
祇園祭の直前が一年で一番苔が美しい季節だという事でした。
実際に訪れてみると当日は大雨の中でミストサウナのような状態でしたが
濡れた緑は鮮やかで美しく、34℃の気温とは思えない涼感にあふれた感じに見える気がします。
束の間の寄り道旅は、当時の自分と対話するような感覚でもありました。
せめて写真で「西芳寺の涼」をお届けできましたら―








2023.4.11
晩春 | 名残りの桜…花筏
写真 K.junkoさん
Kさんから頂く写真には、毎回さまざまな「物語」が読み取れる深さがあります。↓
そこには心の記憶として在る日本の風景が映し出されています…


(写真 K.junkoさん)
020.6 小石川後楽園のの花菖蒲
 
(写真 K.junkoさん)
2020.12 肥後細川庭園の雪吊り





2022/7/7
京都 妙心寺東林院

沙羅双樹
(写真・文 H.hiroshiさん)
6月のお稽古の直後に京都に移動し、
用事の合間に妙心寺・東林院の沙羅双樹が見頃と聞いて、早朝拝観してまいりました。

苔むした庭に散り敷かれた、白い花がとても清浄な佇まいでした。
花弁が薄くこぶりな花は、軽やかさと透明感があって涼やかです。

お稽古を反芻しながら反省し、諸行無常と盛者必衰を感得しながら
白い花を模した生菓子を噛みしめました・・・

本当に、京都に伺いますと
野山の自然に在る花とはまた異なり、人が時間をかけて極めた美の凄みに圧倒させられます。
雅とは無縁の地で育った私には、眩しく近寄りがたい(そのくせ離れがたい)美です。





 沙羅の花は白と黄。そのイメージの和菓子です。
(楊枝包みに「沙羅の花を愛でる会」と。)
2021.6.12 稽古帖  お庭の夏椿をお持ちになりました (H.uriさん)





2022/2/11
「絶滅危惧種~東南アジアの霊長類」
奥田達哉 写真集
絶滅の危機に瀕した霊長類の姿を共有したい



著者は受講生O.meiさんのご主人でいらっしゃいます。
展覧会のお葉書は奥様から頂戴していたのですが、本の上梓のことなど何もおっしゃらないので全く知らずにおりました。
昨日たまたまWEBで知り即購入し、遅ればせながら皆さんに是非とも…お伝えしたいと思いました。

まさに其処に映し出されているのは<人…>でした。
瞳に惹きつけられます。佇む憂いに共感します。
表情の一瞬を捉えらるレンズを貫く心眼、感銘を受けました。
野生生物の消えゆく命の灯火を見つめ追い続けておられる、奥田達哉さんの素晴らしいご本です。

(林田)











プロフィール
奥田達哉さん おくだたつや
1961年大阪府生まれ。京都大学 法学部卒。
学生時代より山歩き・原生自然を好み、ビジネスマン生活を送りながら、
アラスカから熱帯雨林に及ぶ国内外の様々なフィールドでの野生生物観察をライフワークとする。
40年近くにわたる観察経験を活かし、写真を通じ野生生物の素晴らしさを広く共有・発信する為、
2015年に一念発起。野生生物撮影を本格的に開始し今日に至る。





2021/5/30
生田緑地
花菖蒲



写真 K.nanaeさん
「生田緑地に初めて来てみました。川崎にもこんな緑地があるのですね。菖蒲が満開でした。」

1年前(6/7)に、小石川後楽園の美しい花菖蒲の花便りを頂きました。
今年もまた別の受講生の方が、生田緑地の花菖蒲の景色を伝えてくださいました。





2021/4/20
オーストリア滞在記 中谷美紀  | つながり 伝わる 花ごころ
今号より季刊誌として、
春号 4/12発売。

今年2/5発行「オーストリア滞在記」
中谷美紀さん 著
(幻冬舎文庫)  
※書きおろし作品です。表紙の写真も中谷美紀さんの撮影です。
先週末、生徒のB.kazumiさんからメールを頂きました。
「本屋さんに立ち寄った際、<HERS>という雑誌の表紙が中谷美紀さんだったので、気になってパラパラ眺めていましたら、
中谷美紀さんの新連載エッセイ「言の葉」第1回目になげいれ教室での学びをオーストリアで実践されている様子が書かれていたしました。」


私も最初はBさんのメールで知り、驚きました。
中谷美紀さんは<もの・こと・ひと>にまっさらな気持ちと洗われたた眼で向き合われる方で
稽古場でお会いした十何年前の当時から、とてもなげいれ的な資質をお持ちでいらっしゃると感じていました。
一つ一つの出合いをを大事にされる謙虚で思慮深い「心の人」と思っております。

そうしたお人柄は書かれる文章にもご自身で日々撮られているお写真からも「中谷さんの目に映る美しいもの」を感じます。
長い年月が流れても
その時は短い出合いであっても
「ザルツブルグの田舎では、野山に自生する山野草を眺めることが趣味となり
ようやく林田先生の教えを実践することができるようになったのだ。」
とのご本人の一文にジーンとしました。(林田)




2020/12/27
肥後細川庭園
冬支度


 (写真 K.junkoさん)
遠くへ出かけられなかった分、身近な自然にふれる機会がありました。

今年最後の一枚は肥後細川庭園の冬支度。堪能した都内の美しい景色のひとつです。」

冬の風物詩、雪吊りの写真が届きました。庭師さんの手仕事にほれぼれしますね。
池の水面にも、合わせ鏡のように映し出される景色。なんとも美しい限りです。
シーンと静まりかえり、新年を待つ冬の庭園の空気が伝わってきます。 (H)





2020/12/20
京都、天龍寺
散り紅葉

綾錦を纏った、終の華やぎ。

11月(写真 : E.makoto : E.sayuri さん)
ご夫婦でお稽古に見えておられる受講生の方からの写真です。苔庭が真紅の散り紅葉に染まる。
最期の一瞬まで輝く美。濃厚な庭の景色に<京の都>の凄みを感じます。 (H)





2020/12/6
小石川植物園
冬の散策

「小石川植物園に行ってきました。
足元には吉祥草を踏まないで!とメッセージが書かれていて、枯葉の中から出てきている姿が愛らしかったです。」

写真 K.nanaeさん。

冬散策の写真が届きました。
木枯らしが
樹々の葉を落とし、見上げれば冬青空が広がり、梢の裸形の美しさがクローズアップされます。
カサコソと落ち葉を踏み歩く中、色づく照葉、熟した実、末枯れゆく草々…
初冬の静寂なこの時季だからこそ、より見えてくる、聞こえてくるものに気づきます。 (H)






2020/6/7
小石川後楽園
花菖蒲

先週末に教室を再開し、「日々、咲く花」も再スタートした初日の今日、最初に届いた素敵な花便りです。
菖蒲田の 花も編み笠のお人も、なんと美しい光景でしょう。「新日本紀行」の1シーンのようです。

写真 K.junkoさん
「今日は小石川後楽園で花菖蒲を見てきました。再オープンが、見頃に間に合って良かったです


上の写真を頂いた数日後に、花菖蒲「千代の春」の鉢を買いました。(林田)

初花 6/14
 
二番花、徐々に命終え

三番花 6/19


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