Album 25 林田英子教室  十人十色 なげいれ花十二ヶ月 20193



-多様な椿の姿-

椿はその種類も多く、色、花の大小、咲き方、葉形、それぞれ趣も異なります。「器」、「場」、「用向き」を考えて吟味し選びます。花期もとても長く、11月から4月の下旬ころまで楽しめます。


■ ガラス器に

こちら3点の椿は全て<藪椿>です。




■ 椿一輪に心を留めて





窯道具の匣鉢に (白木蓮・椿・貝母)

黒文字・椿・貝母

山茶花・伊予水木



2. 百花繚乱、春椿の花、花、花を重ねいれる
-春椿を愉しむ-

色とりどりの<春椿>をいけるのは、3月のこの時期にしかできない稽古です。
たくさんの椿を<共用花材>>として使わせていただきました。
赤、白、薄桃、斑入り、大輪,、小輪、開花、蕾…、
器も大仰なものを選ばず、何でもない籠やガラス器と合わせて
椿と遊ぶ気持ちで手を進めるといいと思います。

籠にいける  1.2
 

<花をいける前の、籠への仕込み
>について
1. 枝を内側に渡し、籠の口を広げています。
2. 落とし(水を入れる容器)を、2個仕込んでいます。
3. <落とし>が安定するように、周囲を新聞紙で包囲します。(左)
4.  新聞紙が見えないよう、籠と同色のフェルトで全体を覆います。(右)
   これでいける前の、下準備ができました。







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