Album 27 林田英子教室  十人十色 なげいれ花十二ヶ月 2019/4



山桜

山桜・土筆  <古銅仏花器>

山桜・浦島草  <弥生土器>
山桜・松・土筆  <曽呂利>


山桜

古より、歌に詠まれてきた<山桜>。
新年度はじめ、その山桜をご用意できました。
取り合わせとしては、山採りの椿、黒百合、木五倍子、松など
こちらでご用意したのですが
ここに載せた山桜のお相手の土筆や、浦島草は、
受講生それぞれの方が思い思いにお持ちになっていたものです。


頭で考えたらまず取り合わせないであろう<草もの>ですが
いけてみると理想的なカップルとは言えませんが
妙に上手くいきそうな「二人」に見えてきたのは、私だけでしょうか。



(野生種。花と葉が同時に開く特徴も、写真からわかります。)
 山桜・山採りの椿  <弥生土器>
こちら1点は 染井吉野・藪椿
  
   山桜がまとっている空気の違いが読み取れます。

<ベネチアンガラス器>









  <古銅双耳薄端花瓶>
 笹の花が咲いた!


見えにくいですが、笹の「花」です
竹や笹は60~120年の周期で花が咲くと聞きます。
イネ科ですので咲き方も稲に似ています。
御寺の方が寺庭からお持ちになりました。
そこに居合わせた私たち全員、初めて見ました!
竹の花が咲くと不吉な予兆…とも言われたりしますが
昨日の土曜クラスには、神職の方がいらっしゃるので
そうしたことを消し祓って頂いた気がしました。
竹の秋 季語

筍の季節も過ぎると
竹は晩春に葉が黄葉し、<竹の秋>をむかえます。
しかし、同時進行で新芽も出始めていますので
5月になると、青々とした姿にいつしか変わっています。




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