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花人・川瀬敏郎先生に 師事。
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学業後、建築インテリア/グラフィックデザインの事務所に入所。
プランニング/インテリアコーディネート/室内施工監理/家具設計などの仕事を経たのち移行、
同事務所のアトリエ<遊び場工房>で、陶芸教室の助手を8年務める。
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20代半ば、川瀬敏郎先生の「花」に出合い、心に沁み入る清華な美しさ…に感銘を受ける。
30代初めに先生のお教室に入り、のち20数年に亘っての稽古が叶う。
日本の花の いれる(なげいれ)、いける(いけはな)、たてる(たてはな)における深いご教示を受け
心の花の美しさ、その聖性への気付きへ導かれていく。
徹して<個人の力>を貫かれる先生から、多くのことを通じての<花の美学 , 哲学>を示しあらわして頂いた。
稽古の毎回 こころが震え、長きをもって目が開かれ、「花をいける」心ばえを学ぶ。
未熟ながら、2001年より 11年間、川瀬先生の<新設・きほんクラス>実技助手として 関わらせていただく。
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同じ時期の30代、「野口体操」の創始者 野口三千三先生(1914-1998年)の教室に通う。
「野口体操」はからだの動きの実感を手がかりに、自分とは、人間とは、自然とは−を探っていく
類を見ない独創的な<身体哲学 , 身体文化>。
自然に貞く・からだに貞く、自然直伝を基とし、字源・語源にもその根幹を探る。
体操そのものを超え、自分自身を見つめなおす身体哲学に強く傾倒。
1990年代、先生自称<使命感・悲壮感のない『遺言としての授業』>が行なわれた最晩年期に8年間授業を受ける。
あらゆる「もの−こと−ひと」を教材(=導師)に、<大道芸的>に展開されるライブな授業は
まさに<感覚細胞がヨロコブ!>と当時実感。万象を根っこから読み解き、「いま、この時!」の瑞々しい授業。
身近な「美しいもの」に気付き−感応し−楽しむ、自身の大きな礎となる。
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川瀬敏郎先生よりご縁を授かり、老舗花店 東京・青山「花長」4代目店主 能村菊人氏とお会いする。
代々、茶花を中心に和花の魅力を発信し続けておられる氏のご理解の元に
同花店の3Fに新設された<花室かしつ>にて、<なげいれ花の教室-なげいれ花十二ヶ月>を開設。現在に至る。
草木花をいける 稽古帖
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